21世紀の貨幣論。マネーとは何か。なぜ人はマネーに翻弄されるのか。気鋭のエコノミストによる、定説を覆す斬新なマネーの進化史。マネーをめぐる6000年の歴史をひもとき、経済学と資本主義の未来を問う。
物々交換の不便さから、マネーという最強の発明が生まれたという定説はウソ!?ケインズとフリードマン、なぜ2人の偉大な経済学者が『ヤップ旅行記』という地味な本を賞賛したのか?斬新な着想で次々と定説を覆す、知的刺激にあふれた本。
圧倒的な読み応え。いまをときめく著名人たちも絶賛!読みやすくてスリリング。もし一冊だけマネーに関する本を読むとしたら、これがその本だ。ハジュン・チャン(『世界経済を破綻させる23の嘘』著者)すばらしくオリジナルで面白いマネー史。ライアカット・アハメド(ピューリッツアー賞受賞『世界恐慌』著者)
【主な内容】
第1章 マネーとは何か
第2章 マネー前夜
第3章 エーゲ文明の発明:経済的価値を標準化する
第4章 マネーの支配者はだれか?
第5章 マネー権力の誕生
第6章 「吸血イカ」の自然史:「銀行」の発明
第7章 マネーの大和解
第8章 ロック氏の経済的帰結:マネーの神格化
第9章 鏡の国のマネー
第10章 マネー懐疑派の戦略:スパルタ式とソビエト式
第11章 マネーの構造改革:ジョン・ローの天才とソロンの知恵
第12章 王子のいない『ハムレット』:マネーを忘れた経済学
第13章 正統と異端の貨幣観
第14章 バッタを蜂に変える:クレジット市場の肥大化
第15章 大胆な安全策
第16章 マネーと正面から向き合う
この本は、マネーの本質や歴史についての興味深い考察を提供しています。伝説の哲学者ジョン・ロックの影響や、マネーの発明に関する定説のウソを明らかにしています。また、著名な経済学者たちが賞賛するほどの知的刺激に満ちた内容であり、読み応えも十分です。もしマネーに関する本を一冊だけ読むなら、この本をおすすめします。